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総合施設長が挑む 専門職の道

心の伝えかた

 12月も中旬だというのに、札幌江別はなかなか根雪になりません。毎日運転する身になれば、雪は少ないに越したことはありませんが、スキー場や農家の方は困るでしょう。何事も「平年並み、平均的」が誰も困らないものなのでしょうね。
 事務所から外を見ると、歩道や空き地の脇にちょっと雪が残る程度で、国道は完全に乾いています。

 さて、2022年年賀状の受付が、今日より始まりました。
 江別市内の郵便局に行くと、幼稚園?保育園?の子どもたちが、先生と一緒に来局していて、園で年賀状を書いたのでしょう。投函する姿を先生たちが写真撮っていました。
 ちょうど年金支給日と重なったため、ATMは長蛇の列。殺伐とした空気が流れていましたが、初老の女性が「おばあちゃんにも書いて」など話しかけて一瞬で和やかな雰囲気に変わりました。やっぱり子どもはいいですね。

 ところで年賀状って、今どれくらい発行されているかご存じですか??
 2021年で18億2000万枚強。1枚63円なので、全部売れたら単純に1146億6000万の売上!すっごいですね~!デザインや印刷会社への発注、コラボ事業など経済効果もハンパじゃないでしょう。
 でも調べると、ピーク時には44憶5000万枚(2003年)発行していたようなので、50円(当時は1枚50円でした)だと売上が2225憶5000万と半分近く減っているのがわかります。
 しかも2009年になると、10年以上40憶枚以上発行していたのが下回り、2016年には30年以上キープしてた30憶枚すら発行しなくなったようです。
 我々庶民には「億枚」と言われてもピンときませんが、人口1人当たりで計算すると、2003年には34.9枚だったのが2021年には14.5枚となりました。

 よく「インターネットの発達により、年賀状のような作成に手間のかかるツールが衰退した」と言われますが、このデータを見るとそうでもないようです。
 むしろ2009年あたりから右肩下がり、激減しているので、インターネットというよりも、スマホの影響が大きいのではないでしょうか。
 メールの発達とLINEに代表されるSNSの台頭が、日本人の情報伝達方法を大きく変えたのでしょう。

 紙を印刷し、相手の住所を書き、一言添えてポストに投函する。
 LINEで明けましておめでとうと言うより、数百倍の時間がかかります。
 いずれなくなっていくツールなのは仕方ありませんが、一抹の寂しさもありませんか?

また続けます