マスクの下は
12月に入ってもう5日が過ぎたのに、先月の話題で恐縮ですが、
僕にとって11月は盆と正月が一気に来たような忙しさでした。
道外の仕事が一気に増え、それの調整に追われているなか、市外の後援会や研修会の講師も行いました。
自分自身の資格取得のための研修+実習もあり、久しぶりにハードな一か月だったと実感しています。
そういうときって余裕ないながらも、「落ち着いたら1日休んで○○しよう」とか、「後回しにしている自分の病院に行こう」とか考えて、なんとか自分を奮っているんですが。
結局過ぎると何事もなかったように年末年始の準備に入っているわけです。
損な性分ですね。
さて自分の研修の話です。
今ではすっかりおなじみになりましたが、完全オンラインでの研修でした。
参加した人ならわかると思いますが、グループワークもほぼ遜色なく行えるし、もう集まる必要なんかないんじゃないのって思える完成度です。
講師が話している間は、参加者全員の画面(顔が映っている)が小さくずらっと上に並び、グループワークに替わると運営側の捜査で数秒で元のグループに戻ります。
休憩中なんかはグループに設定しておけば、可能な人だけで雑談もできます。
これなら全国どころか、全世界の人とすぐに一同に会せるし、なんて言ったって移動がないのが楽ですね。
デメリットと言えば、隣になった人などと細かい雑談をしてコミュニケーションを取ることができない(チャットで呼び出して個通で会話ができるけど、そこまではやらないよね)、空気感がわからないくらいでしょうか。
そこでふと思ったんですが、マスク率が高いのです。3~40%でしょうか。
僕は自室で受けたのでノーマスクですが、明らかに密室なのにマスクをずっとしている人が多い。
もったいないな~と実に思います。ただでさえ空気感がわかりずらいのに、表情も半分消えるとオンラインのメリットが半減してしまう。
まぁ所属する法人や会社の指示もあるのでしょうか…出勤中は常にマスク着用!みたいな。
ってことをなんとなく心に残ったままでいたら、新聞の記事に載っていました。
コロナが落ち着いても、マスクはもう手放せないんじゃないか、と。
男性は髭剃りを怠っても隠せるし、女性は顔の一部分の化粧を手抜きできる。何より表情を読まれなくていい、と。
そういえば以前から、風邪でもないのにマスクをしている人ってけっこういましたよね。
僕なんかは大きく口を開けて笑ったり、オーバーな表情をあえてして意思表示するので、マスクは必要なければ絶対しないのですが。
ひょっとして、一部どころかけっこうな数の人が、マスク奨励派になっていくのかな~なんて考えています。
個人的には寂しい限りですが、社会の流れなら仕方ないかな…と思っていたところ。
たまたま寄ったパン屋の店員さんの名札に、「マスクの下は満面の笑顔ですハート」と書かれていました。
こういう小さい表現の仕方で、心ってとても温まりますよね。