有限会社敬愛サービスは、北海道江別市でグループホームを運営しています。
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総合施設長が挑む 専門職の道

雪解けと同時に春の息吹が一気に通り抜けるようになりました。
気付けば畑にはふきのとうが芽を出していたり、当そるぶす豊幌の敷地では芝桜が一輪咲いています。
今年は積雪量が半端なく、悪天候も多かったので、雪解けは本当にありがたいと感じる日々です。

さて春ということもあるのか、入居や見学の申し込みが非常に増えています。
それと同時に色んな人と話をすることが多く、特に同業者とそのような時間になると、
「会社の理念はなにか」「どのようなことを仕事をするうえで大切にしているか」
を何時間も費やして語ることになります笑

糸賀一雄という方をご存じでしょうか。
戦後間もない頃に戦災孤児を引き取るとともに、知的障害児のための施設を多数開設、生涯を障害のある子の教育と福祉に費やした偉人。
自分の施設に泊まり込み、寝食を障害児とともに過ごした徹底した現場の人で、日本の社会福祉の父とも呼ばれています。
私は学生のときにこの方を知り、それ以来著書をすべて読み非常に尊敬しています。
この方の遺した言葉は有名で、聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
「この子らに世の光を、ではなく、この子らを世の光に」
障害のある子たちを哀れみ、恩恵を与える光ではなく、この子たちが自ら光り輝く存在になるために支援をする、という意味です。

私はこの言葉を常に念頭に置き、仕事に挑んでいます。
ホームに入居している高齢者を、「利用者」ではなく「光」となってもらうにはどうすればいいか。
働いているスタッフを、ただ単に仕事を教えたり業務についてもらうのではなく、自ら輝いてもらうにはどうすればいいか。
そして自分自身がもっと光り社会貢献するためには、何が必要か。

そう考えて行動していると、ケアについての悩みはけっこう解決することが多いような気がしています。
それは個別ケアの原点であったり、QOLsに欠かせない要素だったり。

ちなみに、気付いた方はいるでしょうか。
我がホームの基本理念にも、その考えがきちんと反映されています。
↓  ↓
会社概要

私が敬愛サービスに関わるようになってから、職員全員で理念を作り直したのですが、
「輝くところ」
と、入居されている方が地域の光になるように、願いと目標を込めています。

まだまだ敬愛する偉人には遠く及ばないまでも、自分の中の目標とする人の話をさせていただきました。