QOLs
新しい年になって3日目(日付が変わったので1月4日)です。
年末年始は毎年体調不良や、緊急事態があるものですが、今年はそるぶすのブレーカーが壊れただけ(それでも大事件でしたが笑)で、入居されている方やスタッフの体調は良好で、比較的穏やかだったのかなと思います。
高齢者介護の仕事に関わって20年ですが、お盆や年末年始はけっこう大きな出来事があったりします。
病院や公的機関がお休みになることが多いので、不安から体調崩すのかな~とよく話題にするのですが。
なので「正月くらいはゆっくり」とはあまり考えたことがなく、むしろ1月中の3連休や他の休みのほうが心身ともに羽を伸ばせるのかな、というのは介護系管理者にはよくあるのではないでしょうか。
月月火水木金金という慣用句をご存じですか?
旧日本海軍が、土日返上で訓練をしているのをみて、上官が「これでは月月火水木金金ではないか」と嘆いたことが最初と言われています。
その後軍歌になり、ドリフターズがコントで使っているのは、40代より上の方はご存じではないでしょうか。
介護職や医療職はここまでとは言いませんが、つい最近まで休みの日もミーティングしたり、出勤してケースを見たり…というのが当たり前だったりしました。
というのも、利用者や患者の生活の質(QOL)の維持向上が全てであり、自己犠牲する人が礼賛されていたからです。
そんなことを介護保険ができてから10年間続けて、専門職が疲弊してしまいました。
そこで最近はQOLs(利用者や患者のみならず、取り巻く専門職や家族の生活の質も考えよう)という言葉がだいぶ普及されてきました。
私自身は昭和の産まれで、1日18時間くらい働いてきたので、休みや労働時間を減らそう~とはすぐに考えないのですが、
このQOLsという思想には賛成です。
つまり「めっちゃ働いて収入や経験値増やしていこうぜ」と「言われた程度の仕事こなして、最低限収入もらえればいいや」の両極端ではなく、
利用者や患者、専門職、家族、そして経済にすらバランスを取っていこうと解釈できますもんね。
QOLsについてはまた書いてみたいと思います。