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総合施設長が挑む 専門職の道

VSコロナウィルス 専門職に必要なのは、イソジンを買い漁ることではなく先に何があるのかきちんとみていること

日中は30度前後となり、夜は雨を伴った湿度の高い熱帯夜となっています。
クーラーのない私をはじめとした全道民は、寝苦しい思いをしているはず。
夜でも水分を補給しましょう。スポーツドリンクやアルカリ水などで塩分も補給してください。

先日、大阪府知事が共同会見で、コロナウィルスに対してイソジンが有効であったと発表しました。
…って、簡単に言いますが、内容はもうちょっと深くて広い。
会見を切り取って発表されたことを鵜呑みにするのは、ただの一般人なので、時間がある人はどうぞ。
     ↓ ↓

これを見て、
「多分、メディアはコロナウィルスに対してイソジンが効く!と発表する!」
「なのでイソジンはドラッグストアや薬局から一瞬で姿を消す!」
「そしてヤフオクやメルカリで数倍の値段でイソジンが姿を現す!」
だろうな〜と思っていたら、全て的中しました笑100%

通勤中にドラッグストアの前を走ると、マスクパニックのときのように、アウトドアイスを並べて皆さん並んでいました。

関連会社の株もかなり高くなったそうですね。

まぁこれは当然の流れでして。

けっこうな数の人に「イソジンでコロナ倒せるんですか」と聞かれましたが、研究者じゃないのでわかりません笑

ただわかることはあります。
それはこのコロナウィルスの影響は、当初の予定よりももっともっと長くなるということ。
国家的というよりは、全世界的な緊急事態宣言のおかげで、日本は一時期かなり封じ込めることができました。
そして今、第二次流行となっています。
これは経済的にも活動を止めることができない、そして現代人の生活ではこれ以上の期間の自粛は限界だったということ。
統計をみるだけでよくわかります。

私は歴史が好きなので、昔の感染症の本を最近よく読むのですが、スペイン風邪(インフルエンザ)のときと、今の状態がよく似てるなと感じました。
死者の多さと、対応の仕方が集会を避けるということ、ワクチンの皆無など、時代が経っても変わらないなと。
もちろん医療の進歩により、対処療法は劇的な進化をしているので、死亡率は格段に下がっていますが。

このスペイン風邪から始まる世界的なインフルエンザパニックから、逃れられた国はほぼないと言われています。
ではなぜ終息したか。
一説では、全世界の6割強の人が、抗体なり免疫をもったことによると言われています。

すごいくだけた言い方をすると、一度インフルエンザウィルスを身体にもらわないと、流行はおさまらないと。

これだけを根拠に、今回のコロナウィルスもそうだと言い切るには少し乱暴だと思いますが、でも歴史的に人類はこうやってウィルスを乗り超えてきました。
大きな犠牲を出して。

ワクチンの開発も、早ければ今年中にできるようですが、治験を重ねていない菌を身体に入れるリスクはかなり高い。
家族に入れてもいいよ、と言えるような安心なワクチンの完成は、来年いっぱいかかるんじゃないでしょうか。
過去のインフルエンザパニックも、2〜3年で終息したようですから、集団免疫の獲得とワクチンの完成を考えると、どんなに短くても来年中は我慢の日が続くと思うべき。
スタッフには「2022年夏くらいまでは覚悟しよう」と言っています。

専門職としてここまで考える必要があると思います。

これから1年以上の長期化であれば、高齢者の体力とQOL、スタッフの体調管理は非常に重要になってくる。
マスクや消毒液、なくなりそうな物品の計画的な保管も大切です。

ということで我々は、イソジンを買い漁るのではなく、この先何がどうなるか考えて行動しましょう。
もちろん未来はわかりません。
だけど闇雲に動くのではなく、予測がたつことだってありますから。

コロナに負けるな!どころかコロナに勝つ!
合言葉に頑張りましょう。