今日は全道的にかなり暑くなったようですね～私は沼田町に居ますが、３０度近いなかマスクをして体を動かすと、かなりきついです。
この夏、熱中症には本当に気を付けましょうね。

さて、介護施設で入所している高齢者に暴行したとして、男性が逮捕されました。
「耳たぶを引きちぎる」というセンセーショナルな報道をされてたので、テレビでびっくりした人も多いでしょう。
こういう事件は少なくありませんが、必ず犯人が供述するのが「介護が大変でストレスがたまっていた」。

そしてそれを見て、一般の人は、「介護の現場は大変」「労力の割に収入が少ないから」と話し、
やがて論調は、「過酷な場所なので、虐待が蔓延する」という答えになっていってるような気がします。

本当にそうなのでしょうか？

どう思います？

私はそうは思わないんだよな～

数年前に川崎市の老人ホームで、入居している高齢者が高層階より投げ落とされて、３名死亡するという事件が起きました。
犯人は逮捕後、すぐに「自分がやった」と自供しました。そして「介護をするうえでストレスでやってしまった」と。
当時もやはり介護業界は大変だ～ストレスたまるもの～みたいな流れがありましたけど、
「ストレスで人を殺すなんて関係なくない？ただの殺人鬼だよね？」みたいな意見もあった記憶があります。

介護は楽な仕事か？と聞かれれば、楽ではないです。
でも他の業種に比べればどう、と聞かれたら、必ずしも大変だけではないのでは？
よくサラリーマンが、ノルマ達成できずに毎月苦労するって話聞きますよね。
１日１８時間くらい働いて、病んで自殺してしまった広告業界の人もいます。
介護にはノルマがないし、認知症の人の対応がわからずに悩んで自殺する人は、本当に少ないのでは。

低賃金ともよく言われますが、どうでしょう？学歴と年齢で平均出したら、そこまで収入違いがなくなってきていますよ。

私は思うに、介護施設等で大きな事件を起こしてしまう人は、人格になんらかの問題がある人間なんだろうなと。
そんな人に「虐待はいけないよ～」「入居してる人の尊厳守ろうよ～」と言ったって響くわけないじゃない。
彼らに必要なのは、教育よりも人格形成カウンセリングであり、医療的処置ですよ。
だってストレスたまるたびに人叩いてたら、皆友だちいなくなりますもん笑

もちろん、事件にならない、表面化しない虐待は滞在化しています。
怪我をしない程度に叩いたり、立てない人を床に転がせて動けなくしたり、パットを何枚も重ねて寝かせたり…
これらはゼロにすることはできない。だけど、専門職はゼロを目指さなくちゃいけないんですよね。

まわりに虐待はないか？そしてカウンセリングが必要な人はいないか？
もう一度考える良い時期なのでしょう。