実るほど頭を垂れる稲穂かな
北海道では緊急事態宣言が解け、明日6月1日から公的な機関も再開するところが多いようですね。私の友人の店も開けることができるようで、よかったと電話で言っていました。
そんな明るいニュースを歓迎したかのように、今週末は晴天+気温が上昇しました。夏日になったところも多く、人手も相当なものになったのではないでしょうか。
他の人のブログでは、「これで終わりと思わず第二波に備えて…」とか「油断するとクラスターが起きるので、気を引しめていきましょう」とか書いているのですが、私はそんな無粋なことは言わず。
少しずつ経済をまわすことができるようになって良かった、とそう本当に感じます。
さて、私も偉そうにブログなんかで考え方を書き始めていますが、私自身、人に指導されたり勉強になったりということがあります。
むしろ毎日?本を読んで自分の生活に取り入れてみようとか、YouTubeでスピーチを聞いて話し方を考えたりとか。
けっこう影響されることは多いです。大切なのは芯がブレないことだと思います。
そんな話をスタッフと先日していて、「大事にしている言葉ってありますか」と聞かれたので、題名の言葉を思い出しました。
稲というのは最初まっすぐに伸びていき、成長に伴って実をつけると頭の部分が重くなって、垂れ下がります。
これを先人は「成長して色んなことを吸収できた人ほど、謙虚になる」と例えました。
ある有名な人のブログでこの言葉を知り、以来自分の金言として大事にしています。
この方は福祉業界で名の知れた人で、古くからブログを使って自分の考えを発信したり、一般の人も書き込めるスペースを作って討論をしていました。
私も尊敬しており、書き込みのスペースを使って介護保険の情報提供や質問をして、とても助かっていたのですが。
事件は起こります。
詳細は書けないのですが、その方の書き込みに「介護保険では〇〇ですが、民法では〇〇なので、〇〇の連絡もしておいたほうがいいです」という旨を体験談として書いたんですよね。
軽い提案というか、身の回りで直前に起きたことだったので、知らせておこうと思って書いたことなのですが。今にして思えば、その方の間違いを指摘してしまった形になりました。
怒らせてしまいましてね。
「僕の訂正はいらない!」みたいな形で書かれて、削除されてしまいました。
反論も謝罪もできず。
器の大きい方だと思っていたので、正直びっくりして。
実るほど、頭を垂れる稲穂かな、はどこ言ったんだろうと笑
頭垂れてないな、と笑
反省点も、ショックも含めて忘れられない言葉となっています。
人の先頭に立つようになり、責任の幅がどんどん広くなるにつれ、自分を顧みる必要があると強く感じます。
私も怒りっぽい性格なので反省しきりですが…振り返って反省するのが大切で、それをしているからまだ大丈夫かな。
なんて自分に甘いのかな。
PS…このことわざ、起源や詠んだ人がわかっていません。稲は日照りや風雨を乗り越えて甘い実をつけますが、環境によっては実が小さく頭を垂れない(不作)ことになるそうです。
ますます人間に当てはまりますね。。。深い。