有限会社敬愛サービスは、北海道江別市でグループホームを運営しています。
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総合施設長が挑む 専門職の道

VSコロナウィルス 工夫と知恵と技術

一度暖かさを感じてしまうと、最近の低気温はなかなか身体には厳しいものです。我が家はストーブを撤収してしまいましたが、今一度出そうか本気で考えてしまう毎日です。週刊天気予報では、29日ごろから一気に最高気温が15~6度を超えていくそうなので、それに期待ですね。

こういう寒暖差がある時期は体調を崩しがちですが、今年は私を含め入居者様、スタッフともにすこぶる調子がいいです。やはり外部の来居者の制限と、スタッフの手洗いうがいが効果あるのか?ということは普段から徹底すれば、風邪はおろかインフルエンザも相当予防することができたのでは?そう考える毎日です。怪我の功名とでも言えますでしょうか。

 

さて今現在、江別市の、いや北海道、いやいやほぼ日本全国のグループホームが、面会制限となっていて、外部と遮断された状況になっているかと思います。これはもちろん入居されている方にとっては良いものではなく、認知症の進行、体力の低下、馴染みの人と接することができない孤独感が募ることでしょう。家族も愛する父母、祖父母、友人に会えないことで、関係性が切れてしまう可能性があります。

前回、「知識と技術の研鑽は止めてはならない」でも書きましたが、専門職も研修や勉強会をなかなか受けられないという状況です。自学習ももちろん大切ですけど、外部からしか得られないことも多いですよね。知識と技術の研鑽をいかにして続けるのかが、今課せられている問題でもあるのでしょう。

 

私たち敬愛サービスでは、コロナ騒動がおきる前から、出張に行っていても会議に出れるように、オンライン会議を導入していました。「ZOOM」というソフトを使用しているのですが、音声明瞭、画像もしっかりしていて、皆集まって会議しているのとそんなに遜色ない。大画面には発言している人が自動的に映し出され、その他の人は全員下の小画面に表示されるという仕組みです。チャット形式で文章も送れるし、エクセルワードなどの基本資料なども簡単に共有できる優れものです。

ネット接続とPCの簡単な設定ができれば今すぐに会議できるので、大阪~江別~札幌の距離はまったく関係なく、時間さえ打ち合わせしてしまえば車の移動中でも可能なので重宝していました。

ちょっとしたソフトの宣伝のようになっていますけど(笑)、活用方法によっては会議はもちろん、勉強会や研修も行えております。

余談で私の息子はサッカースクールに通っていますが、当然のごとく休止しております。その代わりいち早くこのソフトを使ったオンラインスクールを無償で開催しました。生で受ける授業にはるかに見劣りしますが、それでもその時間には準備をして、馴染みの皆に会える楽しみは計り知れないでしょう。

 

「国が面会するなと言っているから面会禁止」「集まることができないから決定事項は延期」では思考停止になってしまいます。下手したら便乗手抜きとも言われかねない。

会えないなら近づく方法はないか、集まれないなら意見を集める方法はないか、常に模索することは専門職は得意なはずです。

 

先日、入居者様のオンライン面会ができるよう、大麻、豊幌GH間で試験を行ってみました。

近日中に「日々のあれこれ」で報告しますが、入居者様どうし大変会話が盛り上がったようで、楽しいひと時になっています。

そう、少し難聴気味でも、発語がはっきりしなくても、会話が成立するくらい今の科学は進んでいるし、しばらく会えなかった友人と顔を会すだけでも笑顔がこぼれるものです。

まだ問題もありますが、なんとかオンライン面会を実現させて、ご家族様ご友人と自由に会えるよう努力します。