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総合施設長が挑む 専門職の道

VS コロナウィルス 緊急事態宣言とコロちゃん

道路の雪も、融けたり凍ったりを繰り返し、いつもよりずっと早い春を感じるようになりました。例年なら春の訪れに感謝するところですが、今年は一筋縄ではいかないようです。

 

今日夕方、鈴木知事より緊急事態宣言が出されました。2年前のブラックアウトのときにも使わなれなかった言葉ですね。聞きなれない、そしてセンセーショナルな響きです。

確かに北海道は全国に比べてコロナウィルスの発症者が多く、これ以上の爆発的な感染を防ぐには今が大事だと判断したんでしょう。知事は「緊急事態宣言」と書かれたテロップを持ち、記者会見で2週間の外出を控える、特に今週末は自宅にいるように訴えていました。

小売業や観光業の方は非常に大変だと思います。年度末でたくさんのお客さんがみこまれるとき。街いっぱいにアジアをはじめ外国人がいっぱいのはず。知人の話だと、JRさっぽろ駅~新千歳空港の快速列車が1両に3人しか乗っていなかったそうです。

我々介護の業界は、入居者様に感染させないように、住居内に持ち込まないように、おそらく他業種の数倍神経を尖らせなくてはいけませんが、いますぐ売り上げが減って倒産ということにはなりません。だけどお客さん商売の業界は、明日明後日が本当に死活問題になっているのではないでしょうか。

また全小中学校が休校になっていますが、卒業式が延期~中止になっているところが多いようです。私の周りにも「中止になった~」という声がいくつか。卒業式で皆に会って、最後のお別れが普通ですが、それが突然奪われてしまった。若者のショックが聞こえてくるようで、本当に胸が痛みます。いつか収束したら、改めて卒業式ができたらいいですね。

 

今日仕事帰りに店に寄ったとき、先に親子連れが入って行って、玄関先にあるアルコール消毒を手に吹きかけていました。女の子(3歳くらいかな)が母親と思われる人に「これでコロちゃん退治できるんでしょ、いっぱいやるよ」と話していて、思わず微笑んでしまいました。

大人が戦々恐々としている敵に「コロちゃん」とは…子どもじゃなきゃ付けられない名前です。そうです、しょせんは宿主(人間)がいなければ消滅してしまうウィルスです。人間のほうがずっと強い。私は家ではこのウィルスのことをコロちゃんと呼ぶようにしました笑