有限会社敬愛サービスは、北海道江別市でグループホームを運営しています。
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総合施設長が挑む 専門職の道

VS コロナウィルス 正しい怖がり方とは

先日、弊社グループホームがある江別市に、新型コロナウィルスによる肺炎発症者が出たと報道されました。

そのテレビのニュースを観た、他市に住む同業の知人が電話をしてきて、「大丈夫ですか?江別市内出ましたね…予定の会食ですけど延期ですね」と話されました。

正直クラッとめまいがしました。確かに江別市内で発症者が出たのは確かですが、それはうちのスタッフではないし、家族ではないし、濃厚接触者(この表現もどうかと思いますが)でもないし。人口12万人近くいるうちの数人が該当者なのに、市内全部がそうかのように捉える。素人ならともかく専門職なのに何事かと、その言い回しが頭に残りました。

時節柄、外出や人とのかかわりを極力防ぐという考え方も間違いではないでしょう。

ただしやみくもに外に出ない、他人と関わらないというのは少し違うのではないでしょうか(高齢者や基礎疾患がある人は除きますが)。

 

前回のブログでも少し書きましたが、本当にこのウィルス、やっかいです。

潜伏期間が長い、潜伏期間でも人にうつす、対処療法しかできない、感染力が高い、ワクチンがない、なによりデータがない。未知との戦い。

そして視聴率が取れるのでしょう、テレビではとにかく恐怖をあおる編成。

データの蓄積がないので、どっかの権威のあるDrが「致死率〇%だ」と言っても、実証できる人はいないのです。だから情報の一部として取り入れるのはいいですが、それで恐怖する必要はありません。

 

先日、道新にこのウィルスの記事が載っていました。題名は「正しく怖がる」。

まさしくその通りです。

厚生労働省より、マスクの着用や手洗いうがいの徹底、良質な睡眠をとり体調を管理する、という指針が出ています。基本的に対インフルエンザとほとんど変わりません。なので経済活動を止めてデマを流すようなことしないで、人込みを避けて楽しめばいいのです。混雑した場所は避けるべきですが。

そして我々専門職はプロなのだから、正しい情報を人に伝えて、正しく怖がりませんか。

それが求められていることだと思っています。