大晦日のこと
年末年始は類を見ない大寒波が来襲するとのこと。皆さんは準備大丈夫でしょうか。
わがグループホームは原因不明の停電に見舞われて、対応に追われたところです。
私は大麻のグループホームに行ったあと、離れたところで業務をしていたので、正直「どーして年末年始とかお盆とか、いつも起きないことが起きる!」と
怒りそうになりましたけど…。日頃の行いもあるのかな。
現場のスタッフに対応してもらい、なんとか復旧しました。
少し前の新聞に、ローソンが年末年始に需要の少ない一部店舗(オフィス街やビルテナント店等)の、休業をするという記事が載りました。
これに対して有識者や一般の方も同調気味で、好意的に捉えられていたのが印象で残っていました。
10年以上前の、私の話です。
当時は札幌のグループホームに勤務していて、年末年始はずっと勤務が続いていました。
なにせ勤労学生だったので、普段は食事も質素。
でも31日の夕食くらいは少し良い物を食べようと思い、早番が終わった17時過ぎに、急いで弁当屋さんに向かったのですが。
なんとその日は16時までの営業。閉店して真っ暗。
結局、家のそばのローソンでいつもと遜色ないカツどんを買って食べた記憶があります。
これを私は、悲喜話としてよく皆にしていました。
ところが最近思うのですが。
もしこのローソンも営業していなかったら、私は夕食を摂れなかった可能性がありませんか。
車もないし、次の日も7時から勤務なので、歩いて遠出は現実的ではありません。
「コンビニの弁当しか食べれなかった」ではなく、「年末年始でも食事にありつけた」のほうが正解だったのです。
コンビニ経営者の長時間労働や、本社からの強い指示などがマスコミに取り上げられるようになり、
休むことを是とした風潮になっていますね。
もちろん私も需要がない場所は休業するべきだし、年末年始は店をやる必要がないという考え方です。
ただインフラとしての役割も非常に高まっているのも現実で。
「労働者を大事にしろっ」という感情論では解決できないですよね。
12月も暮れに差し迫ってくると、いつもこのことを思い出します。